東日本大震災の津波と遺体身元特定、救助・捜索の知られざる全貌

東日本大震災の津波と遺体身元特定、救助・捜索の知られざる全貌

話題沸騰中の 東日本大震災の津波と遺体身元特定、救助・捜索の知られざる全貌について、多角的な視点をご紹介しています。

被災地全域で展開された遺体身元確認の現場は、凄惨の一途をたどっていた。警察庁の主導のもと、全国から派遣された鑑識課員や捜査員が各地の臨時安置所に集結。電気も水道も途絶えた暗闇のなか、懐中電灯の光を頼りに検視と身元特定作業が進められた。

遺体の損傷が激しいケースも少なくなく、視覚的な確認だけでは特定が困難を極めた。そこで威力を発揮したのが、身体の特徴、着衣の縫い目、歯科暗号、そしてDNA鑑定だ。着衣のポケットから見つかった濡れた免許証や、家族の写真一枚が決定打となることもあった。捜査員たちは「家族に逢わせたい」という一心で、泥にまみれた指輪や腕時計を一本ずつ丁寧に拭き取り続けたのである。

井上 凛
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井上 凛

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。