多くの人が混同しやすいのが「ノーヒットノーラン(無安打無得点試合)」との違いだ。ノーヒットノーランは、ヒットこそ打たれないものの、フォアボールやデッドボール、あるいは味方のエラーでランナーを出すことは許される。極端な話、押し出しで失点しても、被安打がゼロであればノーヒットノーランは成立する。
対して、完全試合(パーフェクトゲーム)は一切の妥協を許さない。マウンドに立つ投手と、守る野手陣が完全に噛み合い、27人の打者を順番にアウトにし続ける必要がある。エラーをした瞬間に夢は潰え、審判のきわどい判定一つで全てが無に帰す。まさに「完璧」という名にふさわしい、極限の緊張感の中でしか生まれない記録なのだ。