枝野幸男という政治家を語る上で外せないのが、2011年の東日本大震災における官房長官としての危機管理対応だ。不眠不休で連日会見に立ち続けた姿は多くの国民の記憶に刻まれ、その危機対応力は国内外から高く評価された。
その後、民主党の政権下落と野党の分裂という激動の時代を経て、2017年には自ら立憲民主党を結党。「枝野立つ」の合図とともに数人の仲間と立ち上がり、街頭演説で聴衆の心を掴んで野党第1党へと押し上げたドラマは、近年の政治史における大きな転換点だった。官房長官時代に培った緻密な法解釈と危機管理の知見は、今も衆議院での論争において彼の強力な武器となっている。