文春報道のなかで、学歴詐称以上にネット上で爆発的なバズを引き起こしたのが、ショーンK氏の出自と学生時代の素顔でした。洗練された国際派ハーフタレント「ショーン・マクアードル川上」という名前の裏に隠されていた本名は、川上伸一郎(かわかみ しんいちろう)という純粋な日本名だったのです。
出身地はアメリカ・ニューヨークではなく、熊本県熊本市。地元の公立中学校から熊本県立高校へと進学した生粋の日本人であることが明らかになりました。そして、当時の同級生たちが口を揃えて証言したのが、高校時代に彼が呼ばれていた強烈なあだ名「ホラッチョ川上」でした。
この「ホラッチョ」という言葉の背景には、地域の生活言語と当時のカルチャーが色濃く反映されています。
- 熊本方言における「ホラッチョ」のニュアンス:熊本の一部地域で「ホラ吹き」「大言壮語をする人」「話を大げさに盛る奴」を指す俗語・方言表現として使われていました。
- 同級生たちの証言:高校時代の同級生への取材によると、当時から「俺の親戚にハリウッドスターがいる」「海外の一流アーティストと知り合いだ」といった現実離れしたビッグマウスを日常的に語っていたため、親愛と皮肉を込めて「ホラッチョ」と名付けられていたとされています。
- バラエティ番組の影響説:当時人気を博していたラジオやテレビのキャラクター名と、方言の「ホラ」が融合して定着したという証言も残されています。
高校卒業後、地元を離れた川上氏はやがて「ショーン・マクアードル川上」というアイデンティティを再構築し、卓越したセルフブランディングによって東京のメディア業界へと潜り込んでいきました。かつての同級生たちがテレビ画面に映る「国際派コメンテーター」を見て、「あれはホラッチョではないか」と噂し合っていたというエピソードは、まさに現実が小説よりも奇なりを地で行くエピソードとして世間を驚愕させました。