かつて郵便事業を立ち上げた際、官の資金だけに頼らず、民間の力(飛脚問屋のネットワークや資金)を巧みに組み入れた手法は、現代でいうPPP(官民連携)の先駆けと言える。彼は国家権力を振りかざすのではなく、既存の民間流通網の強みを活かしながら全国網へと組み替えていった。
2026年の現代において、行政と民間スタートアップ、あるいは大手物流企業との連携が迷走する場面は少なくない。互いの利権や責任回避が障壁となり、最適な物流インフラの再構築が進まない現状に対し、彼の柔軟かつ力強いリーダーシップは、官民連携の本来あるべき姿を強烈に突きつけている。