日々の不満が爆発し、「いい加減に出て行って!」と感情的に怒鳴り散らしてしまう親もいます。しかし、事前の準備や合意形成がないまま自立しない娘を力づくで追い出す行為は、かえって事態を悪化させる引き金になりかねません。
突然の拒絶に遭った娘は被害者意識を強め、「親に見捨てられた」「冷酷な毒親だ」と心を閉ざしてしまいます。最悪の場合、逆ギレして部屋に引きこもる、あるいは連絡先を断って音信不通になるなど、修復不能な亀裂が生じます。また、明確な経済基盤を持たせないまま無理に退去させると、怪しい借金トラブルや困窮に陥り、結局親が金銭的に尻拭いをさせられる事態にも発展します。
目指すべきは「排除」ではなく「大人の人間同士としての自立」です。感情論を完全に排除し、ビジネスライクにルールを取り決め、計画的に一人暮らしへ誘導する手続きを踏まなければなりません。