講談社BOXから刊行されている原作『忘却探偵シリーズ』は、『掟上今日子の備忘録』を皮切りに『掟上今日子の推薦文』『掟上今日子の挑戦状』『掟上今日子の婚姻届』など、多数のタイトルがリリースされています。
原作の大きな特徴は、西尾維新ならではの軽快な言葉遊びと、密室やダイイングメッセージを扱った本格的な論理パズルです。「今日中に事件を解決しなければ記憶が失われる」というタイムリミットサスペンスの要素が、短編推理小説としてのテンポ感を研ぎ澄ましています。ドラマを視聴した後に原作を読むと、今日子の思考プロセスの細やかさや、ドラマではカットされた心理描写の深さに改めて驚かされるはずです。