ファンを最も驚かせたのは、脱退という事実そのものよりも、それが表沙汰になるまでに4年近いタイムラグがあったことだ。2017年にグループが活動休止状態に入った際、公にされていたのは一部メンバーの不祥事やグループ全体の充電期間という文脈だった。だが実際には、その舞台裏でPESはすでにグループを去る決断を下していたのである。
PES本人が後年SNSで明かしたところによれば、彼は脱退の事実を速やかに公表することを望んでいたものの、運営側や他のメンバーとの協議が折り合わず、結果として長年にわたり宙に浮いた状態が続いていたという。この不透明な期間が、結果としてファンに過度の復帰期待を抱かせ、後の悲劇的な感情の爆発へとつながっていく。長年沈黙を守らざるを得なかったPESの孤立感は、想像を絶するものがあったはずだ。