テレビ番組やドキュメンタリーで紹介された若い頃の写真からも分かるように、匡子さんは非常に目鼻立ちがくっきりとした華やかな美貌の持ち主でした。スタイルの良さと洗練された身のこなしは、娘の舞さんや真央さんへとしっかりと受け継がれています。
匡子さん自身、若い頃にバレエに親しんでいた経験があり、舞台芸術や表現に対する審美眼に長けていました。流行に敏感で行動力に溢れ、名古屋でも一目置かれる存在だった匡子さんは、自身が果たせなかった表現者としての夢や情熱を、惜しみなく娘たちの可能性へと注ぎ込むことになります。
周囲からは「肝っ玉母さん」「姉妹のプロデューサー」とも称され、どんな困難にも怯まない気風の良さと強い精神力を持っていました。この母のバイタリティこそが、浅田姉妹を世界の表舞台へと押し上げる原動力となりました。