当代の六代目中村勘九郎さんにまつわる「死因」や「死亡説」が検索される最大の理由は、父である十八代目中村勘三郎さんの訃報との混同にあります。
十八代目勘三郎さんは、2005年に「勘三郎」を襲名するまで、長きにわたり「五代目中村勘九郎」として広く国民に親しまれていました。テレビドラマやバラエティ番組でも「勘九郎さん」の愛称で親しまれていたため、2012年の逝去時に多くの一般層の記憶の中で「中村勘九郎が亡くなった」という認識が強く刻み込まれることになったのです。
その後、息子の二代目中村勘太郎さんが2012年に「六代目中村勘九郎」を襲名しました。この名跡の継承と代替わりの経緯を詳しく追っていなかったネットユーザーが、「勘九郎さんの亡くなった理由は何だったか」と検索する際に「中村勘九郎 死因」と入力することで、検索エンジンのサジェスト機能にキーワードが定着してしまったというのが真相です。