この球場を語る上で欠かせないのが、全国高等学校女子硬式野球連盟が主催する各種大会の存在だ。かつては男子中心だった高校野球のイメージを刷新し、女子高校硬式野球の選手たちが日本一の座をかけて涙と汗を流す舞台として、この地は特別な意味を持ち続けている。春の全国大会決勝や夏の選手権など、数々のドラマがここから生まれた。
白球をがむしゃらに追う女子球児たちのハツラツとしたプレーは、目の肥えた野球ファンをも唸らせる。スタンドから送られる温かい拍手と選手たちの弾ける笑顔は、丹波市の初夏や初春の景色に美しく溶け込んでいる。球場全体に流れる独特の清涼感と真剣勝負の緊張感こそが、この地が「聖地」と呼ばれる最大の理由だ。