数々のヒット作を世に送り出し、格闘ゲーム界のカリスマとして認知される原田氏。しかし、インタビューの中で覗かせたのは、泥臭いまでに愚直なクリエイターとしての素顔だった。
「新ハードが出るたびに『格ゲーはオワコンだ』と言われ続けてきましたよ(笑)。でもね、人と人が画面越しに拳を交え、知恵と反射神経を絞り出す楽しさは、時代が変わっても絶対に廃れない。技術が進歩すればするほど、もっとリアルに、もっと劇的にその興奮を表現できるはずなんです」
ヒット作の重圧、コミュニティからの厳しいフィードバック、常に進化を求められる開発環境。それらすべてを受け止め、エンターテインメントへと昇華させる強靭なメンタリティ。それこそが、バンダイナムコエンターテインメントのトップクリエイターとして長年第一線に立ち続けられる理由なのだ。