カルチャー面での熱狂も見逃せない。アニメーションの旗手・新海誠監督が手がけた大ヒット作、映画『すずめの戸締まり』。劇中で印象的に描かれた新幹線ホームや駅周辺の街並みは、今や国内外のファンが集う聖地となった。作中の疾走感あふれるカットと、現実の駅構内を見比べるファンの姿が日々絶えない。
スクリーンに映し出されたコンコースの景色は、再開発によって日々その表情を変えている。「映画に登場したあの風景がそのまま残っているうちに写真を残したい」と語る若者たちの熱気が、駅構内に独自のサブカルチャー的価値を付加している。フィクションとリアルの交差点としての側面も、現代のこの場所が持つ大きな魅力だ。