国際自動車連盟(FIA)が主導するレギュレーションの大刷新は、勢力図のリセットボタンに他ならない。電動出力比率が50%に達し、複雑なMGU-Hが廃止される新規定は、参入障壁を下げる一方で既存メーカーの序列を一気に崩壊させる破壊力を持つ。
フェラーリ、メルセデス、新規参入のアウディ、そしてアストンマーティンと組むホンダ。列強が鎬を削るなか、内製PUを抱えるレッドブルがグリッドの最前列を死守できるのか、それとも中団グループへの転落を味わうのか。モータースポーツの頂点に君臨するエンジニアたちのプライドが激突する戦いは、すでにサーキットの外で始まっている。