Q1:歯磨きを1日3回丁寧にしていても、歯周病の口臭が出ることはありますか?
A1:十分にあり得ます。歯ブラシだけでは歯と歯の間や歯周ポケットの奥深くに潜むプラーク(歯垢)の約4割を除去できません。磨き残しが石灰化して歯石になると、その内部で歯周病菌が密閉状態で繁殖し、強力なメチルメルカプタンを発生させ続けます。歯間清掃具の併用と歯科医院での定期的な歯石除去を行っていない場合、歯磨きの回数が多くても口臭を防ぐことは困難です。
Q2:歯周病の臭いは、市販のマウスウォッシュで消すことはできますか?
A2:一時的なマスキング(匂いの上書き)は可能ですが、根本的に消すことはできません。マウスウォッシュの薬用成分は歯周ポケットの深部(4mm以上)までは浸透せず、すでに形成されたバイオフィルムや歯石を分解する力はないためです。数十分〜数時間経って香料の効果が切れると、再び奥底から腐敗臭が湧き上がってきます。
Q3:歯科医院で口臭治療を受ける場合、どのような検査が行われますか?
A3:一般的な歯科検診(歯周ポケットの深さ測定、出血の有無、歯の動揺度検査、レントゲン撮影による歯槽骨の状態確認)に加え、口臭測定器(オーラルクロマなど)を用いた呼気ガス分析が行われます。ガスクロマトグラフィーによってメチルメルカプタンや硫化水素の濃度を精密に測定し、臭いの原因が歯周病由来であるかを科学的に判定します。