長年、日本の女性アイドル市場には「25歳限界説」や「結婚したらアイドル生命は終了」という根強いステレオタイプが存在していました。しかし、ももクロの歩みはこの固定観念を完全に過去のものへと追いやっています。
誤解1:「年齢を重ねると昔の曲が歌えなくなる」という思い込み
ネット上では時折、「30代であの全力ダンスナンバーは無理があるのでは」という声が上がることがあります。しかし実際のライブ現場では、キーを下げたり激しい振付を省略したりすることなく、むしろボーカルのピッチの安定度や声量の豊かさは年々向上しています。経験に裏打ちされた呼吸法とステージコントロール術により、初期の名曲『行くぜっ!怪盗少女』や『走れ!』も円熟味を増したダイナミズムで披露されています。
誤解2:「結婚=ファン離れ・人気低下」という旧来の図式
かつてはアイドルの恋愛や結婚は「タブー」とされ、ファンとの擬似恋愛関係の崩壊を招くと信じられていました。しかし、ももクロとファンの関係性は「擬似恋愛」ではなく、彼女たちの成長や挑戦を応援し共走する「人生の伴走者」という信頼関係で結ばれています。百田夏菜子さんの結婚発表時にも、SNS上では祝福と誇らしさの声が圧倒的多数を占め、ファン離れどころかグループへの好感度がさらに跳ね上がる結果となりました。