絵の得意・不得意に関わらず、見る人に「あ、美味しそうなさつまいもだ!」と瞬時に認識させるためには、植物学的な特徴をデフォルメした3つの工程を押さえるのが近道です。さつまいも描き方簡単の基本フローを順を追って解説します。
ステップ1:両端を少し尖らせた「歪んだ楕円」を描く
まず、真ん中がふっくらと太く、左右の両端がキュッと細くなった楕円を描きます。このとき、コンパスで描いたような綺麗な楕円を目指してはいけません。少し上下に波打たせたり、中央をわずかに曲げたりして「いびつさ」を出すことが、リアルかつ味のあるフォルムを生み出す最大のコツです。
ステップ2:端の切り口と表面の「くぼみ・ヒゲ根」を加える
片方の先端に小さな楕円を描いてツルから切り離した「断面」を作り、もう片方はやや尖らせたままにしておきます。さらに、表面に小さな点や短い横線(くぼみ)、そこから生えるごく短いチョンチョンとした線(ヒゲ根)を2〜3箇所だけランダムに描き加えます。これだけで一気にさつまいもらしい質感が立ち現れます。
ステップ3:赤紫色と黄色のメリハリをつける(または斜線を入れる)
カラーの場合は、外皮を赤紫色(ワインレッドや赤みの強いパープル)で塗り、端の切り口部分には薄い黄色やクリーム色を乗せます。光が当たる上部に少しだけ塗り残し(ハイライト)を作ると、掘りたてのような立体感が生まれます。
さらに、バリエーションとして人気の高い焼き芋イラスト簡単な描き方や、食育に役立つさつまいも断面イラストも、この基本形の応用で描くことができます。焼き芋にする場合は、中央をギザギザの破断線で2つに割り、中から立ち上る湯気を2〜3本の波線で添えるだけで、香ばしい湯気まで伝わるビジュアルに仕上がります。