このムーブメントを静観していないのが、函館や呼子といったイカの名産地として知られる地方自治体や地元の水産業者だ。従来の「渋い」「職人技」といったイメージから脱却すべく、新進気鋭の若手イラストレーターを起用したパッケージデザインや観光ポスターの制作が相次いでいる。
佐賀県呼子町の鮮魚店が展開した、萌え系キャラクター風のイカパッケージ商品は、発売わずか3日で初回ロットが完売する事態となった。「地元の伝統産業と最新のイラストカルチャーが組み合わさることで、これまでリーチできなかったZ世代や海外観光客への訴求が可能になった」と、地域の観光協会担当者は手応えを語る。