同じく日本テレビ系で大ヒットを記録した『あぶない刑事』としばしば比較されるが、その作風には明確な差異が存在する。バディものとしての痛快な疾走感とパロディ精神を突き詰めた『あぶない刑事』に対し、本作はあくまで集団捜査劇、すなわちチームプレイスタイルの刑事ドラマとしての骨格を崩さなかった点だ。
事件の背景にある人間の業や哀愁を丁寧に描き出し、ラストにはほろ苦い余韻を残す。コミカルな掛け合いで笑わせつつも、核心部分では本格サスペンスの緊迫感を維持する脚本術。この重厚さと軽やかさのハイブリッド構造は、その後のテレビドラマ業界における警察群像劇のスタンダードを形作った。