腸脛靭帯炎の痛みを即軽減するテーピング術|ランナー膝を救う正しい貼り方

腸脛靭帯炎の痛みを即軽減するテーピング術|ランナー膝を救う正しい貼り方

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腸脛靭帯炎に対するテーピングの最大の目的は、大腿骨外側上顆(膝の外側の出っ張り)と腸脛靭帯が擦れ合う「摩擦ストレスの低減」と、骨盤から太もも外側を支える「大腿筋膜張筋の緊張緩和」です。痛い場所だけに闇雲にテープを貼っても効果は期待できません。

一般的に使用されるのは、筋肉の伸縮に近い性質を持つ50mm幅のキネシオロジーテープ(またはKTテープ)です。一人で簡単に貼れる基本的な2本使いの手順を解説します。

【ステップ1:太もも外側のサポートライン(1本目)】
膝を約30度軽く曲げた状態で、骨盤の出っ張り(上前腸骨棘)のやや下にある大腿筋膜張筋からスタートします。テープの端を固定したら、テンションを約20〜30%程度に軽く引き伸ばしながら、太ももの外側を通り、膝の外側を通ってすねの外側の骨の隆起(ガーディ結節)に向けて貼り下ろします。貼り終わりはテンションをかけずに皮膚へ密着させます。

【ステップ2:摩擦低減のクロスサポート(2本目)】
痛む部位(膝外側の突出部)のやや下から、膝裏を通らないように斜め上前方へ向けてクロスするように貼ります。このとき、膝蓋骨(お皿)の下側を通り、靭帯が骨と擦れるポイントを外側から持ち上げるようにサポートするのが決定的なコツです。

多くのランナーが陥る最大の失敗は「テープを100%引き伸ばしてガチガチに貼ってしまうこと」です。テープを強く引っ張りすぎると皮膚トラブルを招くだけでなく、靭帯を骨に強く押し付けてしまい、かえって摩擦を強めて悪化させる原因になります。

渡辺 美咲
Author

渡辺 美咲

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。