平成仮面ライダーの集大成として2018年から2019年にかけて放送された『仮面ライダージオウ』。歴代のオリジナルキャストが次々と奇跡の客演を果たす中、ファンの期待が最高潮に達したのが第37話・第38話の「カブト編」でした。劇中では、相棒である加賀美新(仮面ライダーガタック)役の佐藤祐基をはじめ、矢車想(仮面ライダーキックホッパー)役の徳山秀典、影山瞬(仮面ライダーパンチホッパー)役の内山眞人が当時の役柄のまま再集結。さらには加賀美新がカブトの資格者として変身を遂げるという胸熱な展開が描かれ、SNSのトレンドを席巻しました。
その一方で、天道総司を演じた水嶋ヒロの姿が画面に映ることはありませんでした。この結果に対し、一部のネットコミュニティでは「水嶋ヒロがオファーを断った」「過去作に関心がないのではないか」という無情な憶測が独り歩きする事態となりました。しかし、放送直後に水嶋ヒロ本人が自身の公式Instagram(インスタ)で発信した長文の手記により、事態は180度異なる様相を見せます。
水嶋ヒロは投稿内で、ファンから寄せられた大量の質問に答える形で「そもそもオファーをいただいていない」という決定的な事実を告白しました。断ったのではなく、打診そのものが届いていなかったのです。さらに彼は、「当時応援してくれたファンの皆さんが、僕が断ったと思い込んで悲しんだり、作品を嫌いになったりしてほしくない」という強い想いから異例の言及に踏み切ったと明かしました。天道総司という役柄、そして『仮面ライダーカブト』という原点に対して、今なお深い敬意と愛情を抱き続けていることが浮き彫りとなった瞬間でした。