指編みで多くの人が直面するトラブルには明確な共通項があります。事前に対処法を把握しておくことで、挫折せずに完成度の高い仕上がりを実現できます。
■ 指編み失敗しないコツ:ループの緩め加減とテンション管理
初心者が最も陥りやすい失敗が「指に糸をきつく巻き付けすぎてしまう現象」です。編み進めるうちに指先が圧迫されてうっ血したり、ループが指から抜けなくなったりします。編むときの鉄則は「指と糸の間に鉛筆1本分の隙間が入るくらいのゆるさ」を保つことです。糸を引っ張って締め上げるのではなく、乗せるような感覚でリラックスして編み進めましょう。
■ 途中で毛糸が足りなくなったときの繋ぎ方
糸玉の終端と新しい糸端を固結び(はた結び)でしっかりと繋ぎ、結び目を編み地の裏側(着用時に見えない面)へ押し込みます。モールヤーンやファー毛糸であれば、結び目自体が毛足の中に自然と埋もれて目立ちません。
■ 指編みの終わらせ方・確実なとじ方
作品が希望の長さに達した際、適当に指から外してしまうと編み目が一気にほどけてしまいます。正しい手順は次の通りです。
- 毛糸の端を約20〜30cm残してハサミでカットします。
- 小指にかかっているループの中に糸端を通し、指から外します。
- 隣の薬指、中指、人差し指のループへ順番に糸端をくぐらせて指から外していきます。
- すべてのループに通し終えたら糸端をゆっくり引き絞り、最後にかたく結び留めます。
- 余った糸端は、編み地の裏側の目立たない隙間に指先で数回くぐらせて隠します(糸始末)。