Q1:ディープキスをすると、相手の虫歯は必ずうつってしまいますか?
A1:必ずうつるわけではありません。唾液の接触により細菌自体は一時的に口内に入り込みますが、成人であれば既存の口内細菌叢がバリアとなって容易には定着しません。ただし、ご自身の歯磨きが不十分であったり、甘いものを頻繁に口にしたりして口内環境が悪化している場合は、元からいた菌や侵入した菌が増殖して虫歯を発症するリスクがあります。
Q2:虫歯になりやすい人と、まったく虫歯ができない人の決定的な違いは何ですか?
A2:主な要因は「唾液の質と量(酸を中和する緩衝能)」、「口内フローラのバランス」、「歯の質の強さ」、そして「飲食の頻度(口内が酸性になる時間の長さ)」です。虫歯菌を保有していても、唾液の自浄作用が強く間食の習慣がない人は虫歯になりにくく、逆に菌が少なくても糖分を頻繁に摂取する人は虫歯リスクが高くなります。
Q3:赤ちゃんへのキスやスプーンの共有は、絶対に避けるべきですか?
A3:特に乳歯が生え揃う生後19〜31か月(約1歳半〜2歳半)の間は、ミュータンス菌が定着しやすい「感染の窓」の時期にあたるため、唇へのキスやカトラリーの共有は極力避けることが推奨されます。ただし、過度な神経質さは育児ストレスにつながるため、保護者や周囲の大人が歯科治療とクリーニングを済ませ、お口の中の菌数を減らしておくことが最も有効な予防策です。
Q4:市販のマウスウォッシュやキシリトールガムは感染予防に有効ですか?
A4:非常に有効です。特に甘味料としてキシリトールが100%配合されたガムを日常的に噛むことは、ミュータンス菌の酸産生を抑制し、菌の勢力を弱める効果が臨床研究で確認されています。また、殺菌成分を含む洗口液を併用することで、一時的な唾液中の浮遊菌数を大幅に減少させることが可能です。