習字のお手本やペン字の美文字講座で指導されている、漢字「歌」を圧倒的に美しく見せるための実践的テクニックを3点紹介します。
① 左右の幅比率は「偏 6:旁 4」をキープする
「哥」と「欠」の横幅を同じ(5:5)にしてしまうと、文字全体が四角く野暮ったい印象になります。左側の「哥」を横幅の約6割を使って堂々と書き、右側の「欠」は縦長にスマートに収めることで、引き締まったプロの字形になります。
② 上下の「口」の大きさに遠近感をつける
左側に配置される2つの「口」は、全く同じサイズで書いてはいけません。上の口をやや小さめに、下の口をひと回り大きく書くことで、視覚的な安定感が生まれ、どっしりとした品格が漂います。
③ 最終画(第14画)の右払いを最も低い位置で止める
文字全体の「足元」を決定づけるのが第14画の右払いです。第10画の左縦ハネの終点よりも、第14画の払い終わりをほんの少し低い位置(右下)に落ち着かせることで、右肩上がりの勢いと右下の安定感が調和し、躍動感のある美しいシルエットが完成します。