コロナ味覚障害はいつ治る?平均期間と戻らない原因・最新治療法

コロナ味覚障害はいつ治る?平均期間と戻らない原因・最新治療法

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発症から2〜3ヶ月以上経過しても味が戻らない場合、そこには単なる「風邪の治りかけ」とは異なる生体反応が起きています。長引く決定的な理由として、主に以下の3つの要因が挙げられます。

第一に、「嗅覚障害の併発による風味障害(嗅覚性味覚障害)」です。人間が「美味しい」と感じる情報の約8割は、喉から鼻へと抜ける香り(レトロネーザルアロマ)に依存しています。舌の味蕾自体は正常に機能していても、鼻の奥にある嗅上皮の支持細胞や嗅神経周辺の炎症が長引くことで香りが遮断され、結果として「味が全くしない」と脳が認識してしまう現象です。

第二に、味覚受容器(味蕾)と神経伝達経路の微小炎症です。ウイルスが味蕾の細胞に直接侵入したり、免疫応答に伴うサイトカインストームが局所的な血流障害を引き起こしたりすることで、味細胞の新陳代謝が著しく低下します。味蕾の細胞は約10日〜2週間のサイクルで生まれ変わりますが、修復に必要な栄養素や神経伝達が滞ると、再生サイクルが狂い症状が長期化します。

第三に、異味症(パラゲウシア)の発生です。神経が再生する途上で誤った配線(混線)が生じると、「味噌汁が薬品のような味に感じる」「肉を食べるとガソリンのような臭いがする」といった異常な味覚・嗅覚が生じることがあります。これは神経が再生しようと活発に働いているサインでもありますが、患者本人にとっては強い精神的苦痛となります。

山本 拓海
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山本 拓海

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。