このブームは、単なるネット上のミームに留まらない。実際に過疎化が進む地方の里山や、世界自然遺産である屋久島への移住・長期滞在を希望する若者が目に見えて増えている。彼らは観光地としての自然ではなく、自然の厳しさと共生する「生々しい暮らし」を求めているのだ。
ある地方自治体の移住促進担当者は、「これまではリタイア世代の移住が主流でしたが、最近は20代から30代の単身者やカップルが『自分たちの手で生活を作りたい』とやってきます。彼らの多くが、自然の中で汗を流すことに本質的な価値を見出しています」と明かす。都市のシステムに依存せず、自分の力で立つこと。それもまた、現代における一つのサバイバルだ。