横山ノックと上岡龍太郎の絆と真実|伝説の漫画トリオから涙の弔辞まで

横山ノックと上岡龍太郎の絆と真実|伝説の漫画トリオから涙の弔辞まで

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1968年、横山ノックさんが第8回参議院議員通常選挙への出馬を決意したことで、絶頂期にあった漫画トリオは事実上の解散を迎えます。ノックさんはタレント議員の先駆けとして政界に殴り込みをかけ、見事に当選。一方、相方を失った上岡さんはピン芸人・司会者としての過酷な再スタートを余儀なくされました。

その後、上岡さんは『探偵!ナイトスクープ』『パペポTV』などで唯一無二のポジションを確立し、天才司会者としての地位を不動のものにします。そして1995年、ノックさんが大阪府知事選挙に出馬した際、上岡さんは応援演説に駆けつけました。しかし、そのスタンスは世間一般の「身内の盲従」とは全く異なるものでした。

「政治家としてのノックさんは支持しないが、男・山田勇には恩がある」――上岡さんは公の場でもこう公言してはばかりませんでした。知事当選後も政治的癒着を一切断ち、一市民・一芸人としての批評精神を失わなかった上岡さんの態度は、権力に媚びない知識人芸人としての矜持そのものでした。1999年にノックさんが不祥事によって知事を辞職した際にも、メディアの過熱報道に対して厳しく苦言を呈しつつ、師の過ちに対しては誰よりも深く沈痛な面持ちを見せていました。

田中 結衣
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田中 結衣

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。