この楽曲を生み出したのは、ディズニー音楽の生ける伝説である作曲家アラン・メンケンと、『ラ・ラ・ランド』や『グレイテスト・ショーマン』で知られる作詞コンビ、ベンジ・パセック&ジャスティン・ポールだ。彼らが手掛けた「スピーチレス〜心の声」の誕生は、音楽産業および映画産業の双方に極めて大きなインパクトを与えた。
1992年のアニメーション版において、ジャスミンは愛と自由を求める象徴であったものの、自らの言葉で政治的・社会的な不当さに抗い王国を導く存在として描かれる余地は限られていた。アラン・メンケンらは現代の視点を取り入れ、静かな決意からクラシカルな劇伴、そして激しい現代的ポップ・ロックのダイナミクスへと接続する斬新なスコアを構築。伝統的なファンタジー映画の枠組みを超え、個人の尊厳とエンパワーメントを歌い上げる現代のクラシックを作り上げたのだ。