だが、安易に購入を決めるのは危険だ。家電業界の動向に詳しい家電ライターの藤山哲人氏も指摘するように、設置場所の寸法や耐荷重の計算を怠ると、予期せぬトラブルに見舞われる。最大の「落とし穴」は、洗濯機を高く持ち上げた結果、上部の給水水栓や棚、あるいは防水パンの縁と本体が干渉してしまう点だ。特に上開きのドラムドアや設置場所の天井高、壁からの出っ張りには細心の注意を払わなければならない。
失敗を防ぐための選び方としては、第一に耐荷重性能の確認が挙げられる。ドラム式本体は乾燥機能や水を含んだ状態で80kg〜100kgを超えることが珍しくない。これに動的な振動負荷が加わるため、耐荷重200kg以上の頑丈な構造を備えたモデルを選ぶのが鉄則だ。また、四隅に分散配置するセパレート型や、防水パンの角にピッタリ収まる形状など、自家の防水パンのサイズと形状に合致しているかを事前にミリ単位で採寸することが成功への鍵となる。