長谷寺の象徴とも言えるのが、観音堂に鎮座する木造の十一面観音菩薩立像である。高さ約9.18メートルにおよぶ日本最大級の木彫仏であり、その荘厳な佇まいは息をのむ美しさだ。この寺院の起源は古く、奈良の長谷寺を開山した徳道上人が開いたとされる霊場としての深い歴史を持つ。
おすすめの散策ルートは、山門をくぐって妙智池・放生池の庭園を鑑賞し、石段を上がって観音堂と阿弥陀堂を参拝するコースだ。日本伝統の意匠が凝らされた仏教寺院の建築美に触れた後は、見晴台へと向かい、由比ヶ浜の海岸線と鎌倉の街並みを一望するのが王道の歩き方である。