「トリートメントを毎日使うと髪が傷む」という俗説を耳にすることがありますが、これは誤解です。ヘアカラーや毎朝のアイロンで日常的にダメージを受けている髪であれば、毎日のトリートメント使用はむしろ理にかなったケアとなります。失われ続けるケラチンタンパクや水分を日々リチャージすることは、枝毛や切れ毛の予防に直結します。
ただし、効果を最大限に高めるためには「塗布技術」と「放置時間」の真実を知っておく必要があります。
まず放置時間についてですが、15分も20分も長時間置く必要はありません。現在のトリートメントは浸透促進技術が発達しており、塗布後3〜5分程度の放置で成分の約8割以上が毛髪内部に届くよう設計されています。それ以上放置しても浸透量は頭打ちになり、かえって時間を浪費するだけです。
むしろ重要なのは、塗布前の「水気の拭き取り」です。髪が水分でびしょびしょのままトリートメントをつけると、成分が水で薄まり毛髪に密着しません。シャンプー後は手でしっかりと水気を絞り、できればタオルで軽く水気をオフしてから、毛先を中心に揉み込むように塗布するのがプロの推奨する手順です。