秋の風物詩として定着した「お月見グルメ」の市場は、年々拡大を続けている。ファストフードチェーンの定番である月見バーガーにとどまらず、高級レストランやコンビニスイーツに至るまで、月をモチーフにしたメニューが花盛りだ。
今年注目のトレンドは、「質感と素材にこだわった大人の月見フード」だ。老舗洋菓子店が手掛ける卵黄を模した濃厚なカスタードやキャラメルを用いたタルト、あるいはクラフトビール醸造所が限定リリースする「月見エール」など、五感で秋を味わう商品が相次いでリリースされている。
また、ヴィーガンやグルテンフリーに対応した身体に優しい月見団子も話題を呼んでいる。白玉粉に豆腐や米粉を練り込み、自然な甘みの餡を合わせた商品は、ヘルシー志向の強い層から圧倒的な支持を獲得。目でも舌でも楽しめるグルメの多様化が、お月見の夜をより豊かなものにしている。