主人公でありながら、長らく「地味な肉弾戦キャラ」と揶揄されることもあった虎杖悠仁。しかし、物語のクライマックスにおける彼の覚醒は凄まじかった。宿儺と同じ術式「御厨子」の発現、そして何よりも「魂の境界を殴る」打撃。これは肉体を乗っ取られた伏黒恵を救い出し、宿儺を追い詰めるための絶対的な特効薬となった。
特筆すべきは、狙って出せるようになった「黒閃」の連発だ。呪術の真髄とされる黒閃をこれほどまでにコントロールできる存在は、歴史上彼しかいない。宿儺の魂を直接削り落とすその拳は、純粋な破壊力以上の脅威を相手に与える。精神的なタフさも含め、虎杖は間違いなく呪術界のトップ層へと駆け上がった。