共同テレビジョンを語るうえで避けて通れないのが、キー局であるフジテレビ(フジ・メディア・ホールディングス)との資本関係と役割分担です。公式発表の会社概要および有価証券報告書によると、共同テレビはフジ・メディア・ホールディングスの連結子会社(出資比率50%超)として位置づけられています。
1958年の設立当初はニュース取材や記録映画の制作が中心でしたが、1970〜80年代以降はテレビドラマや情報・バラエティ番組の制作へと大きく舵を切りました。業界関係者の証言によると、「単なる下請け制作会社ではなく、フジテレビのゴールデン・プライム帯ドラマの企画・演出を一手に担ってきた実質的なクリエイティブエンジン」と評されています。
特筆すべきは、フジテレビ系列でありながらテレビ朝日、TBS、テレビ東京、NHK、さらにはNetflixやAmazon Prime Videoなどの動画配信サービスとも直接取引を行っている点です。親会社のプラットフォームに依存しすぎず、外部のIP開発や受託制作を柔軟に拡大している点が、他の系列制作会社と一線を画す強靭な財務基盤を支えています。