インターネット上の質問サイトや昭和カルチャー系掲示板において、今なお定期的に投稿される「あおい輝彦さんはスリーファンキーズ出身ですよね?」という書き込み。結論を明確に記せば、この認識は完全な事実誤認です。
あおい輝彦が所属していたのは、1962年に結成されたジャニーズ事務所の原点である「初代ジャニーズ」(ジャニーズ)であり、渡辺プロダクションの看板として同時期に一世を風靡したスリーファンキーズには過去一度も在籍した経歴はありません。
それにもかかわらず、なぜこのような記憶のすり替えや誤解が生じてしまうのでしょうか。昭和30年代後半(1960年代初頭)、日本のテレビ放送がモノクロからカラーへと移行する過渡期において、洋楽ポップスのカバーを軽快なコーラスとダンスで歌い踊る男性グループは極めて斬新な存在でした。当時、熱狂的なティーンエイジャーの支持を集めたツートップが、まさにスリーファンキーズと初代ジャニーズだったのです。当時のメディア露出の多さと、半世紀以上の歳月を経た記憶の混濁が、この誤認の第一歩となっています。