結論から言えば、志穂美悦子と千葉真一が結婚した事実は一切ない。にもかかわらず、この噂が何十年にもわたり都市伝説のように語り継がれてきたのには、明確な背景がある。
千葉真一が設立したジャパンアクションクラブ(JAC)に10代で飛び込み、千葉の愛弟子として頭角を現した志穂美悦子。二人は映画や舞台、テレビドラマで常に隣り合い、阿吽の呼吸で命懸けの立ち回りを演じてきた。当時のメディアや観客にとって、二人の間に漂う濃密な空気感は、単なる共演者以上のものに見えたのだ。「あれだけ息が合っているのだから、私生活でも夫婦に違いない」という大衆の思い込みが、いつしか既成事実のように独り歩きしてしまったのである。