毎シーズンのプログラミングが大きな話題を呼ぶのも、この部ならではの特徴だ。プロのオーケストラでさえ演奏困難とされるプロコフィエフ、マーラー、リヒャルト・シュトラウスといった大曲・難曲へ果敢に挑み続けている。
選曲のプロセスには、生徒たちの限界を決めつけずどこまでも可能性を信じる指導陣の強い意思がある。難解な変拍子や極限の躍動感が求められる管弦楽作品に挑戦する際、部員たちは譜読みの段階から徹底的なアナリーゼ(楽曲分析)を実施。全員がスコア全体を把握したうえで音を重ねるため、困難なフレーズであっても揺らぎない一体感が生まれる。単なる再現にとどまらない生命力あふれる演奏は、聴く者に深い感動と驚きを与えている。