こうした状況を受けて、千代田区および東京都の環境保全担当部署も動いた。区は急遽、該当地区の解体工事現場を対象とした緊急立入点検を実施し、敷地境界線における大気中石綿粉塵の測定データを周辺住民に直接公開する方針を発表した。また、区の公式サイト内にも特設ページを開設し、測定結果を定期更新する取り組みを開始している。
行政側の担当者は「住民の皆様の不安を払拭するため、基準値をわずかにでも超える懸念があれば即座に工事停止命令を出す覚悟で臨んでいる。施工業者に対しては、説明会の開催頻度を増やし、誠実な対話を行うよう指導を徹底していく」と力説する。