夕方に行けば何か残っているだろうという目論見は、年末のスーパーでは通用しない。ベルクの惣菜部門が威信をかけて揚げる「大海老天ぷら」は、大晦日の午後になると補充された端からトングで奪い去られていく。
夕方16時を過ぎると、売り場に残るのは普段見慣れたかき揚げやコロッケばかり、という寂しい事態に直面しかねない。刺身の盛り合わせも同様だ。三が日用の豪華な舟盛りやマグロの中トロは昼過ぎまでに粗方売れ、夕方以降は選択肢が極端に狭まる。
鮮度を保ちたい気持ちは分かるが、生鮮品であっても30日中に手当てできるものは冷蔵庫のチルド室を空けて確保しておくのがプロの防衛策だ。大晦日にしか買えないものだけをリストアップし、最小限の滞在時間でレジへ抜ける段取りが求められる。