縮毛矯正の最大のネックは、その施術時間の長さにある。カウンセリングからカット、薬剤塗布、アイロンがけまで含めると、早くても3時間、髪質によっては4時間以上かかることも珍しくない。この「拘束時間」こそが、妊婦にとって最大の障壁となる。
特に妊娠初期は、美容室特有の「ツンとした薬剤の臭い」や「他のお客さんのシャンプーの香り」が引き金となり、激しいつわりを誘発することがある。また、妊娠中期以降はお腹が大きくなるため、同じ姿勢で座り続けること自体が苦痛になる。仰向けでのシャンプー時に血圧が急低下する「仰臥位低血圧症候群(ぎょうがいていけつあつしょうこうぐん)」を引き起こし、めまいや吐き気に襲われる危険性も無視できない。