日本の地方都市が直面する過疎化と人口減少は、スポーツのあり方にも大きな影を落としている。競技人数の確保が難しくなり、廃部や廃統合に追い込まれるチームは後を絶たない。そうした逆風のなかで示されたこのモデルは、全国の地域スポーツ関係者にとってひとつの道標となりつつある。
「勝つことだけが目的ではない。かといって、ただ集まって体を動かすだけでも足りない」。グラウンドで汗を流す選手たちの表情には、自分たちが新しい地域スポーツの形を作り出しているという自負がにじむ。コミュニティのハブとして機能するスポーツクラブの可能性は、まだ広がり始めたばかりだ。