SNSや知恵袋、大手掲示板のコミュニティを調査すると、「映画を観てコナンにハマったけれど、配信サイトで1100話という数字を見てそっと画面を閉じた」という挫折の声が後を絶ちません。約1100話×25分=およそ2万7500分(約458時間)。毎日2時間見続けても230日近くかかる計算であり、現代の可処分時間の奪い合いにおいて、このコストはあまりに高大です。
一方で、アニオリ回の中には、脚本家・浦沢義雄氏の手による「お米券事件」のような超現実的シュール回や、作画監督の個性が爆発したカルト的人気回が多数存在します。しかし、それらはあくまで「コナンという記号世界を嗜む余興」であり、物語を追う文脈においてはノイズになりかねません。
【プロの結論】おすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準
作品を快適に摂取するために、自身がどの視聴者タイプに当てはまるかを見極めることが肝要です。
【重要回だけを追うべき人(ファスト視聴推奨)】
・最新の劇場版を120%楽しむための前提知識を手に入れたい人
・黒の組織との頭脳戦や、赤井・安室の因縁を最速で理解したい人
・仕事や学業でまとまった時間が取れず、タイパ良く大作のクライマックスに追いつきたい人
【全話完走を目指しても良い人(スロー視聴推奨)】
・昭和から平成、令和に至る日本の世相や流行の変化(公衆電話からガラケー、スマホへの変遷)を作画とともに味わいたい人
・少年探偵団のほのぼのとした日常や、独特のアニオリギャグに癒やされたい人
・名探偵コナンというコンテンツを生活のルーティンとして一生涯かけて消費したい人