Q1:健康診断でR波増高不良を指摘されましたが、激しい運動や飲酒は控えるべきですか?
A1:精密検査で心臓の器質的疾患(心筋梗塞や心筋症など)が否定されるまでは、息が激しく上がるような高強度の無酸素運動やマラソン、過度な飲酒は一時的に控えるのが賢明です。もし虚血性心疾患が潜んでいた場合、急激な心拍数の上昇や脱水が心筋への負荷を高め、危険な不整脈を誘発する恐れがあるためです。日常生活レベルの歩行や家事などは問題ありません。
Q2:前年の健診では「異常なし」だったのに、今年急に「R波増高不良」が出ることはありますか?
A2:十分にあり得ます。理由は大きく2つあります。1つ目は、この1年間の間に狭心症や小さな心筋梗塞を自覚症状なしに発症したケース。2つ目は、心電図の電極を取り付けた位置が前年と数センチメートルずれていたケースです。肋骨1つ分ずれるだけでV1〜V3の波形は大きく変化します。急激な体重減少や体重増加によって心臓の胸郭内での位置が傾いた場合にも起こり得ます。だからこそ、超音波で実体を確認する必要があります。
Q3:循環器内科を受診する際、紹介状がなくても診てもらえますか?
A3:地域の循環器内科クリニック(診療所)であれば、紹介状がなくても健康診断の結果票を持参するだけで受診・検査が可能です。大病院(特定機能病院など)に直接行くと紹介状なしの選定療養費が数千円〜1万円以上追加で請求される場合があるため、まずは心エコー設備を備えた近隣の循環器内科専門クリニックを受診するのが最もスムーズで経済的です。