女優として順風満帆なキャリアを歩んでいた青山知可子でしたが、2000年代以降、表舞台への露出が徐々に落ち着いていきます。その背景にあったのが、心理学やセラピーへの深い傾倒と、本格的な海外留学でした。
華やかな芸能界の第一線で多くのプレッシャーや人間の情動と向き合ってきた彼女は、人の心のメカニズムや癒やしのプロセスに強い関心を抱くようになります。英国へ渡り、専門機関でクリニカル・ヒプノセラピー(臨床催眠療法)やカウンセリングの国際認定資格を修得。単なるタレントの肩書き利用ではなく、徹底した学術的・実践的アプローチを経て心理カウンセラーへの転身を遂げました。
他者の痛みに寄り添い、内面を解放する手助けをするカウンセラーという職業は、他者の人生を深く理解して演じる女優という仕事の延長線上にあったとも言えます。この潔くも真摯な転身理由は、多くのファンや同世代の女性たちから深い共感と支持を集めました。