読者が最も強烈にこのセリフを記憶しているのは、間違いなく単行本第31巻(新装再編版20巻/完全版24巻)に収録された最終話「TEAM」のラストカットです。
王者・山王工業との死闘で背中に選手生命を脅かす大怪我を負った桜木。海岸で晴子からの手紙を読み終えた彼が、リハビリ担当の医師から「リハビリはキツいぞ」と声をかけられた際、読者に向けて振り返りながら静かに微笑んで放ったのが、この一言でした。
「天才ですから」
序盤に見せた誇大妄想の叫びではなく、過酷な現実を受け入れ、再びコートへ戻る決意を秘めた穏やかな笑み。連載終了から長い年月が経った今でも、ジャンプ史上に残る完璧なラストシーンとして語り継がれています。