果樹園のあちこちに設置された小型センサーが、土壌水分、日射量、樹幹の微細な膨縮データをリアルタイムでクラウドへ送信している。勘と経験の世界とされてきた果樹栽培にメスを入れたのが、官民協働で進むスマート農業実証プロジェクトの現場だ。
日々の気象データと樹木の生体反応を解析し、ドリップ灌水システムで一滴単位の水分制御を行う。この精密な水分ストレス管理によって、果肉の繊維を崩すことなく、果汁の糖度を極限まで引き上げることに成功した。伝統的な農業・アグリビジネスの手法に最先端のテクノロジーを掛け合わせることで、天候に左右されない安定した最高品質の果実生産を実現している。