駒澤大学のキャンパスを間近に控えていることから、このエリアの食文化は実に多様で奥深い。
駅直結の商店街や路地裏には、昭和の面影を残すボリューム満点の中華料理店や定食屋が今も元気に暖簾を掲げる。一方で、近年急速に増加しているのが、自家焙煎にこだわる独立系のスペシャリティコーヒーショップや、ヴィーガン対応のベーカリーカフェだ。
「学生向けの安くて旨い店」と「大人向けの洗練されたこだわり店」が背中合わせで営業を続ける様子は、実に刺激的だ。昼時は学生たちで賑わうカウンターが、夕方には地元に住むクリエイターたちの談笑の場へと姿を変える。単なる流行に流されない、地に足のついた独自のグルメカルチャーがここには息づいている。