「洋風モーニング」の隆盛に負けず劣らず注目を集めているのが、信州の豊かな食文化をギュッと凝縮した「和の朝食」の復権だ。
諏訪といえば、歴史ある味噌蔵が点在する発酵の街。地元の老舗味噌蔵が直営するカフェでは、炊きたての土鍋ごはんに、自家製合わせ味噌の具だくさん豚汁、信州鮭の塩焼き、そして季節の漬物が並ぶお膳形式のモーニングを提供。これが「朝からお腹も心も満たされる」と大評判を呼んでいる。
さらに、八ヶ岳の麓で収穫された新鮮な高原野菜のサラダバーをセットにした和定食も人気だ。かつては温泉旅館の宿泊者しか味わえなかったクオリティの和朝食が、今や街中の飲食店でカジュアルに楽しめる。この「体験型のご当地朝食」は、インバウンドの日本食体験への探求心とも合致し、早朝から多言語が飛び交う光景も日常茶飯事となった。