視聴者の間で最も議論を呼ぶのが「甚六さんは何浪したのか」「いつまで浪人生を続けているのか」という疑問です。結論から言うと、甚六さんは二浪(2浪)の末に念願の大学合格を果たしています。
『サザエさん』は登場人物が歳を取らない「サザエさん時空」と呼ばれるループ構造の世界観を持っています。そのため、長年にわたって「勉強に集中できず漫画を読んで父親に怒られる浪人生」のイメージが固定化されていました。しかし、アニメの過去のエピソード内でしっかりと合格発表のシーンが描かれ、見事にサクラサクの春を迎えています。
作品の基本設定がリセットされる回でも、現在では「大学生」として扱われることが多く、かつての浪人生活をネタにいじられる場面はあっても、身分は正式に大学生となっています。「万年浪人生」というのは視聴者の記憶が作り出した愛すべきパブリックイメージに過ぎません。