二人の比較が始まったのは、二階堂ふみがスクリーンデビューを果たし、頭角を現し始めた2010年代前半にさかのぼる。当時、すでに国民的女優としての地位を確立していた宮崎あおいに対し、二階堂ふみはその瑞々しさと尖った存在感で「ポスト宮崎あおい」の筆頭候補と目された。
特に初期の二階堂ふみが見せた、あどけなさの中に狂気を秘めた表情は、宮崎あおいがかつて『害虫』や『EUREKA ユリイカ』で見せた初期の衝動を彷彿とさせた。視聴者がテレビ画面を見て「今の宮崎あおい? それとも二階堂ふみ?」と混乱する事態が多発し、ネット上では同一人物説すら飛び交う始末だった。この奇妙な符合が、二人の歩む道に常に影のように付きまとうことになる。